SDGs念頭に新たな事業を 代表取締役吉岡源一郎氏

―昨年を振り返ると。

 新型コロナウイルスの影響はワクチン接種が進み、行動制限や外出自粛が緩和されたことで限定的になってきました。出荷数量ベースではコロナ禍以前の数字に戻りつつあります。一方では不安定な国際情勢に伴う原料価格の高騰、急激な円安の進行で輸入価格が上昇しており、新たな課題も生まれた年でした。

―デジタル化の進行具合は。

 子会社のアンセルで社交ダンスの衣装をネット販売するなど、少しずつ力を入れています。社交ダンスを扱った人気漫画の影響で、若者にも需要が高まればと思います。

―参画されている「岐阜シャツプロジェクト」の動きは。

 新商品の発売を計画しています。プロジェクトメンバーはカワボウ繊維、柏屋商事、カンダまちおこしと当社です。繊維業界でも大きな課題のSDGsの取り組みの一つとして、生産ロスの少ないホールガーメント製法を用いた環境に配慮した商品です。クラウドファンディングサイト「OCOS(オコス)」にて先行予約販売します。またサッカーJ3・FC岐阜の選手へ、新シーズンの応援と期待を込めて、その商品を贈呈する予定です。1月の新体制発表の場でお披露目します。

―新たな業務については。

 社員のアイデアから、リサイクルウールを使ったキャンプ用のブランケットをクラウドファンディング向けに作りました。燃えにく構造のため、包まりながら、たき火にあたることができます。また、環境への負担が少ない生分解性プラスチック製のビニール袋を開発しました。燃やしても通常のビニール袋よりCO2の排出量が少ないという特徴もあります。今後も環境を意識した新たな商品を提案してまいります。